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「咲く力」シリーズの2007年頃のバージョン。
写真は、このころ、抽象的な広がりの中心に白い花を描いた作品を何点か制作したなかの一点。
サイズは、サムホール。

 白い花がまわりの色彩を反照するように彩られている。
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 ラッズギャラリーの展覧会も三日目。

 私の作品を継続的に見ていただいている人が、作家以上に作品の意図に気づいてくれることに感動させられる。あたりまえの風景画に見えるかなと心配した作品も賛否はあるものの、深く鑑賞していただけていることにとりあえず安堵した。

 田中美和さんは、絵画としてよい嘘をついていると喜んでくれた。絵画の虚構性に触れる感想はうれしかったが、田中さんからその感想を聞けたのが、ひときわ新鮮に響いた。
 現実を模倣したり、現実に近づくことは、必ずしも絵画のリアリティーに結びつかないという話で意気投合した。


YAMABE YASUSHI “Landscape”Making Gardns2nd
山部 泰司 「風景画」展-作庭2-

LADS GALLERY  ラッズギャラリー
大阪市福島区福島3-1-39
メリヤス会館1階
06-6281-0317

2012 年1 月 26 日(木)~ 2 月 5 日(日)
12:00 a.m. ~ 7:00 p.m.
1月30日(月)休廊 / 最終日 2月5日(日)5:00 p.m.迄


 画廊からもどったら、ネットで注文していたブラウンの時計が届いていた。これと同じデザインの黒いものを25年間使っていたのだが、昨年くらいからときどき止まるようになった。

 ネットで検索したら、1987年発売されてからまったく同じデザインのものが何度か登場していて、今は、このシルバーバージョンが入手できることがわかった。

 シンプルだが、機能的。シルバーバージョンも気に入った。この時計はアトリエ用。


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この一ヶ月間に見たなかで、特に印象に残っている展覧会と作品を書き出してみた。

 国立国際美術館 12/11まで
●「世界征服の方法」展、クワクボリョウタの「10番目の感傷(点・線・面)」
 最高のロードムービーを見るような動く影絵にしばし、みとれた。

●「アンリ・サラ」展、「アンサー・ミー」
 音と映像による男と女の力学?、刺激的な音と映像の新鮮な出会い。

 兵庫県立美術館 
●「榎忠展 -美術館を野生化する-」11/27まで
 美術館の外でたばこを吸っている榎忠さんに会った。今回の展覧会は、美術館と言う制度との戦い、せめぎ合いだったそうだ。

●「神戸ビエンナーレ」の「REFLEXIONEN ひかり いろ かたち」 大西伸明の立体スーパーリアリズム、
 ユリウス・シュミーデルの光の作品「RGBlaster」なぜか、ケータイカメラで撮影すると不思議な色が写っている。
 同じユリウスだが、越後妻有アートトリエンナーレにも出品していた音の作家ロルフ・ユリウスとは別人)
 11/23まで 

●「超京都」渉成園(東本願寺)におけるアートフェア 11/11~13日、終了
 渉成園、よい日本庭園だった。よい場所に集う現代美術との出会い。

 大阪市立美術館  11/23まで
●「生誕120周年記念 岸田劉生」展
 「麗子像」のバリエーション、岸田劉生の画業の振幅感が見どころだ。
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 昨日は、 堂島リバートリエンナーレ2011「Ecosophiaーアートと建築」とラッズギャラリーの海洋堂ホビー館四万十Open記念大阪展。
 今日は、京都国立近代美術館の「視覚の実験室 モホイ=ナジ/イン・モーション」を見た。

 モホイ=ナジの言葉(1947)
「芸術は人間の行為の中で最も複雑で、我々を活気づけ、我々を啓発するものである。それゆえ、芸術は生物学的な要求からなされる。(・・・)芸術は、根源的な確からしさや人類共通の問題を表現することによって、結合の感覚をもたらすことができる」

 3.11以後、月並みな倫理観やドキュメンタリーをアートで提供されても心が動かない。

 夜、アトリエで筆を洗った後、ふと、積んであった山田詠美の「アニマルロジック」を手に取って読んだ。
ひさしぶりに山田詠美の感覚のディテールを定着させる言葉に触れた。

 これからは、借り物の正義感よりも欲望に根ざした倫理観が必要だ。

 原発事故で大量の放射能がばらまかれた。食物連鎖で循環して、簡単に消失することはない。全力で放射能を避けても逃げ切れない。除染しても、環境の中に放出された放射能が消える訳ではない。楽観的な希望を語っても、事故の影響はいろいろな場面に必ずあらわれてくる。

 人のために自分を犠牲にする倫理観では、長く続く困難に立ち向かうことは出来ないだろう。人は自分の欲望に忠実であるべきだ。誰でも自分の信じる美意識と言うものがあり、ものごとの優先順位を決める権利は個人にある。
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 今、アトリエでつかっている時計は、「Braunの ウォールクロック」。今から20年以上前にシンプルなデザインに惹かれて買った。リンクしてある時計は、その時計の復刻版でアトリエにあるのは、これのブラックバージョンだ。
 ずっと故障もなく動いていたのだが、最近、気がつくと静かに止まっていたりすることがある。壊れたのかと電池の接触など動かすとまた、思い立ったように動き出すので、そのまま使っていた。

 昨夜も、この時計、見るたびに確実に時間は経過し、時計の針は動いていた。

 気がついて時計を見ると1時前、だった。仕事を片付けて車に乗った。車のエンジンをかけると車の時計は2時を軽く回っていた。 ブラウンの時計が、今日は時間など気にするなと笑っているような気がした。

 写真は、本日の収穫。ナスはゆっくりと実を付ける。トマトは色づく速度を速めた。キュウリは、きまぐれに豊作の日もあれば途切れたりもする。レタスには、塔がたち始めたが、まだまだ、収穫できる。野菜もそれぞれの速度で時を刻んでいる。

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# by yamabeyasushi | 2011-07-27 16:09 | 日記
連休中、丹後半島へ出かけた。参加している「なぐりがき研究会」の関係者のうちおふたりがこのエリアに古民家を持っているので、そこを訪問することになった。
 一日目は、「海と星の見える丘公園」で箱をつくるワークショップに参加、夕方から一件目の古民家のある伊根町へむかう。目的地はその町内でもまた、僻地、曲がりくねった林道のような道を抜けて、谷間の小さな集落についた。主は、大学時代の恩師でもある岩城先生。ここ、岩城庵に通い始めてもう30年だと言う。最近、本格的に改築されて内装はずいぶん、きれいになっていたが、以前は、蚕を飼っていたおもむきのある建物だ。二階、三階のスペースも何かに使えそうな魅力的な空間。
 夕食は近くの海の幸をつかった先生と奥様の手料理でたのしいひとときをすごした。
 家の外に出ると自然の闇の力がずしんと迫ってくる。先生は、泊まりにきた大の大人(男子)が同じ部屋で寝ましょうとこわがるのだと笑った。

 二日目は、伊根町から少し南、宮津市の波見。こちらの主は、幼児教育や村おこしの仕事もされている水野先生。ここを借り始めてまだ、一年目だそうだが、以前からこの地区の廃校になった小学校の管理をNPOの理事としてまかされていたりもする人だ。
 こちらの民家でのめだった改築は、いおり。炭火でさかなや野菜など焼いて、日本酒でも飲みたくなるような雰囲気だ。外は、猛暑だった窓をあけると涼しい風を感じた。アトリエとしても活用しておられるようだ。ここでは、あたりを散策し、地域のお年寄りのお家を訪問しお話をうかがいながらお茶をいただくことができた。

 このあたりの山間の集落はどこも住民の高齢化が進んでいる。若い人は少しでも便利なところに移り住んで、お年寄りが一人で住んでいるケースも多いようだ。
 お話しさせていただいたおばあちゃんも食べるものは畑でとれる、娘が嫁いだ先に船があり、獲れたばかりの魚を届けてくれるのだと言う。自然とともにくらすことにあこがれて、都市に住む人が古民家を別荘のように使う。それをきっかけにして、人のつながりが生まれたり、古い建物が維持管理されるのは悪いことではないなと思われた。   

 丹後半島は、私のフェバリット・エリア。風光明媚なひなびた自然や暮らしぶりにはそそられるものがある。ある同行者が、私もここに古民家を借りようかと真剣に語り始めた。もう一軒、仲間の古民家がふえるかもしれない。
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# by yamabeyasushi | 2011-07-18 22:41 | 日記
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 午後、大阪の画廊を回って、夜にアトリエに入った。岡山のエスプリヌーボーのSM展に出品する作品制作中。
(ラッズギャラリーの山口敏郎展 番画廊の岸雪絵展、ギャラリー白の南野 馨 展、福田 新之助 展、wksの谷内一光展など)

 夜中、アトリエのゴーヤを見ていたら、何か不思議ないきもの。懐中電灯で照らしてみたら、誕生したばかりの蝉だった。
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# by yamabeyasushi | 2011-07-12 22:50 | アトリエ農園